大腿神経麻痺のリハビリ入院生活日記

2017年3月8日、人工股関節の手術で、大腿神経麻痺となりました。毎日、右足の痛みと痺れと膝折れに苦しみながらも、リハビリに取り組んでいます。なぜ?こんなことに?どうして?私なの?時にくじけそうになりつつも、周りの人たちに助けられながら入院生活を送っています。術中の過誤による大腿神経麻痺は大変珍しく、ブログが少な過ぎるため意を決して始めました。是非「コメント」をお聞かせください。お返事いたします。☆マークを押していただければその方のブログ内にコメントできます。

大腿神経損傷の文献をみつけた

大腿神経麻痺の文献をみつけた↓

大腿神経は第2~4腰神経から起始し,腸腰筋内を走行する.本症例は手術中に腸腰筋内を走行中の大腿神経が骨盤腔内で手術助手に開創鈎で間接的圧迫を受け,大腿神経麻痺をきたしたと考えられた.手術操作に起因すると考えられる術後大腿神経麻痺の発生率は,開腹手術で0.17%と報告されている1).術後大腿神経麻痺は鼠径ヘルニア修復術,人工股関節置換術,産婦人科手術に多く,虫垂切除術ではまれといわれている2).大腿神経麻痺の臨床所見としては,腸腰筋を走行中に大腿神経が障害を受けると大腿四頭筋,縫工筋,恥骨筋の麻痺から歩行時の膝崩れ(膝関節伸展不能),股関節屈曲力の減少と大腿前面から下腿内側の知覚障害および膝蓋腱反射の減弱もしくは消失が認められる3・4).確定診断を得るためには筋電図が必須であるが,通常は臨床所見と神経学検査で脊椎麻酔後の神経障害との鑑別診断が可能となる4).原因の鑑別診断として脊椎麻酔後では,穿刺針による神経障害5)や感染による神経障害6),脊髄梗塞7),―一過性の神経症状(TNS)8),脊髄硬膜外血腫9)を除外する必要がある.本症例では,腰椎MRIにて血腫,梗塞の存在が否定された.穿刺時および局所麻酔薬注入時に感覚異常を認めず,第2~4腰神経から出る神経根のうち大腿神経を構成する神経のみを穿刺針が障害したとは考えにくい.発熱もなく頸部硬直など髄膜炎を疑わせる症状は認められなかったことから髄膜炎やクモ膜炎は否定できる.脊椎麻酔後のTNSの発生率はリドカインに比べブビバカインでは非常に低い8).また,TNSが発生しやすい体位(切石位や足を屈曲する体位)ではなく8),症状が一側性であることから否定的と考えられた.筋電図において大腿神経支配の大腿長筋の低振幅を認めたことから大腿神経障害の存在を示唆している.以上述べてきたことにより本症例は腰筋内を走行中の大腿神経が開創鈎による間接的圧迫を受けたため,大腿神経麻痺をきたしたと推察できる.開創鈎による術後大腿神経麻痺は比較的予後は良いと報告されている4).われわれは本症例に対して,神経再生促進目的にビタミンB12,ステロイド,神経栄養血管の血流増加のためにプロスタグランジンE1の投与および硬膜外ブロック,筋萎縮防止のためのリハビリテーション,鎮痛薬としてNSAIDの投与を行った.このほかに,高酸素療法が神経再生促進に有効であるとの報告もある3).鈎による大腿神経麻痺は,脊椎麻酔後では脊椎麻酔による神経障害との鑑別が必要となる.また,術中は適正な体位を維持し術者や手術助手の開創鈎操作に十分注意する必要があると考えられた.

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspc1994/9/2/9_2_74/_pdf

 

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